「NTTデータグループとNTTデータって何が違うの?」「NTT DATA, Inc.は別会社なの?」「ITサービス国内首位って本当?」「スーパーフレックスでテレワーク回数無制限って本当?」
そんな疑問をお持ちではないでしょうか。
この記事では、株式会社NTTデータグループの企業概要・事業内容・平均年収・福利厚生・働き方・社風を、公式コーポレートサイト・採用サイト・有価証券報告書・IR資料・公式サステナビリティ情報をもとに徹底解説します。口コミサイトや個人ブログの情報は一切使用せず、NTTデータグループが公式に発信している情報のみを根拠としているため、転職・就職の判断材料として安心してご活用ください。
会社基本情報まとめ

「NTTデータグループ」「NTTデータ」「NTT DATA, Inc.」—3社の関係を整理する
2023年7月1日、NTTデータは持株会社制へ移行し、グループの構造が3層体制に変わりました。就職・転職活動前に必ず理解しておくべき点です。
| 会社名 | 役割 | 主な業務 |
|---|---|---|
| 株式会社NTTデータグループ (東証プライム上場:9613) | 持株会社 | グループ全体の経営管理・戦略立案。グループビジョン「Trusted Global Innovator」の推進 |
| 株式会社NTTデータ | 国内事業会社 | 日本国内のITサービス事業。公共・社会基盤、金融、法人の3分野。NTTデータグループの100%子会社 |
| 株式会社NTT DATA, Inc. | 海外事業会社 | NTT Ltd.との海外事業統合で設立(2022年10月)。海外50カ国以上でのITサービス事業を統括 |
新卒採用はグループ3社(NTTデータグループ・NTTデータ・NTT DATA, Inc.)が一体で実施しており、本エントリー時点で希望する会社を選択する方式です。
出典:持株会社体制への移行および国内事業会社の設立について|NTTデータグループ公式ニュース、プロフィール|NTTデータグループ公式サイト
会社概要(2025年3月31日現在)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 社名(持株会社) | 株式会社NTTデータグループ(NTT DATA Group Corporation) |
| 設立 | 1988年(昭和63年)5月23日 |
| 代表取締役社長 | 佐々木 裕 |
| 本社所在地 | 〒135-6033 東京都江東区豊洲3-3-3 豊洲センタービル |
| 資本金 | 142,520百万円 |
| 上場 | 東証プライム市場(証券コード:9613) |
| 連結売上高 | 4兆6,387億円(2025年3月期)・36期連続増収 |
| 連結従業員数 | 197,800人(グループ全体) |
| 海外売上比率 | 約59%(2025年3月期) |
| ITサービス市場ランキング | 日本1位・世界8位(2024年売上高ベース) |
| 主要顧客 | 115社(年間売上高50億円以上(日本)または50百万USドル以上(日本以外)の大口顧客) |
出典:プロフィール|NTTデータグループ公式サイト、はじめに知る、NTT DATA|NTTデータ新卒採用サイト
グループビジョン・企業理念
企業理念:「情報技術で、新しい『しくみ』や『価値』を創造し、より豊かで調和のとれた社会の実現に貢献する」
NTTデータグループの創業以来変わらぬ企業理念です。公共・金融インフラから最先端のデジタル変革まで、一貫して「情報技術による社会貢献」が全ての事業の根底にあります。
グループビジョン:「Trusted Global Innovator(信頼されるグローバルイノベーター)」
2018年の創立30周年に掲げた新グループビジョンです。2025年にITサービスグローバルトップ5入りを目指し、海外事業の強化・持株会社体制への移行・NTT Ltd.との海外事業統合(2022年)を推進してきた経営戦略の旗印です。
NTTデータは公式サイトにおいて「私たちは未来に向けた価値をつくり、様々な人々をテクノロジーでつなぐことでお客さまとともにサステナブルな社会の実現に貢献します」と明示しています。
主な事業内容
国内事業(NTTデータ):3つの分野
| 事業分野 | 主な対象・内容 |
|---|---|
| 公共・社会基盤 | 中央省庁・地方自治体・社会インフラ向けのシステム構築・運用・DX支援。電子政府・医療・教育・防衛等の社会インフラを支える基幹システム |
| 金融 | 銀行・証券・保険・カード・決済向けの大規模システム構築・運用。CAFIS(クレジットカード決済ネットワーク)等、日本の金融インフラを支える |
| 法人 | 製造・流通・サービス業等の一般企業向けのDX推進・業務システム構築・SAP導入・クラウド移行支援等 |
海外事業(NTT DATA, Inc.)
北米・欧州・アジア太平洋・中南米等、世界70カ国以上でITサービスを展開しています。海外売上比率は約59%(2025年3月期)と、連結売上の過半数を海外が占めるグローバルITサービス企業です。Gartner「Magic Quadrant for Managed Network Services」でのリーダー評価、Everest Group「Sustainability IT Services PEAK Matrix 2025」でのリーダー評価等、グローバルな調査機関から高い評価を獲得しています。
NTTデータのコンサルティング事業
公式採用情報では「現中期経営計画にて『Foresight起点のコンサルティング力の強化』を戦略のひとつとして掲げています。コンサルティング人財の育成・採用も強化し、国内グループ全体では2,700人以上がコンサルタントとして活躍しています」と明示されています。
出典:企業情報|NTTデータ公式サイト、NTTデータの多様な働き方|UpToData公式
業績(IR・決算資料より)
| 指標 | 2025年3月期(連結) | 備考 |
|---|---|---|
| 連結売上高 | 4兆6,387億円 | 36期連続増収 |
| 日本セグメント売上比率 | 約41% | 公共・社会基盤・金融・法人の3分野 |
| 海外セグメント売上比率 | 約59% | NTT DATA, Inc.等 |
| ITサービス市場ランキング | 日本1位・世界8位 | 2024年売上高ベース(Gartner調査) |
年収・給与体系
平均年収(有価証券報告書より)
NTTデータグループは東証プライム上場企業のため、有価証券報告書にて平均年間給与を開示しています。
| 年度 | 平均年間給与(NTTデータ単体) | 平均年齢 |
|---|---|---|
| 2025年3月期 | 923万円 | 39.7歳 |
| 2024年3月期 | 906万円 | 39.9歳 |
923万円という水準は、システムインテグレータ業界全体の平均(約465万円)の約2倍の高水準です。また会社創立以来36期連続増収という安定した業績が、年収の着実な上昇を支えています。
給与制度・評価制度
NTTデータでは月給制を採用しており、基本給+賞与(年2回:6月・12月)+各種手当で構成されます。
初任給(2024年入社・公式採用サイトより)
| 学歴 | 月給(基本給) |
|---|---|
| 大学卒 | 262,790円 |
| 修士了 | 274,790円 |
評価・昇給制度
2023年4月の人事制度改革により、年次や在籍年数に関係なく、有しているスキルの専門性の高さやパフォーマンスが評価されて昇格できる仕組みに移行しました。18の専門分野ごとに昇格に求められるスキルの専門性と行動力が設定されており、成果主義の色合いが強まっています。ボーナスは会社の経営状況や個人の業績によって評価され、年間で基本給の5〜7ヶ月分が支給されます。
出典:はじめに知る、NTT DATA|NTTデータ新卒採用サイト
福利厚生・制度

主な福利厚生(公式サイト・DEI推進ページ・採用サイトより)
カフェテリアプラン(選択型福利厚生)
NTTデータの特徴的な福利厚生が「カフェテリアプラン」です。公式採用サイトでは「毎年一定のポイントを全社員に付与し、各自のライフプランに合わせて、住宅補助(家賃補助や住宅ローン補助)、財産形成、健康増進、その他レジャー施設優待など、様々な福利厚生メニューから自由に選択し、利用できる仕組み」と説明されています。
- 住宅補助:住宅補助費・住宅ローン返済補助・住宅関連手数料補助等(独身:月4万円、家庭持ち:月7万円規模)
- 財産形成:社員持株会奨励金・一般財形奨励金・確定拠出年金奨励金等
- 健康増進:人間ドック・健康機器取得支援・ベストドクター紹介等
- レジャー施設優待・その他多様なメニュー
退職・年金制度
- 退職手当制度:在職期間に応じて積み立て
- 企業年金制度(確定給付型・確定拠出型):2種類の企業年金で退職後の生活をサポート
- 個人年金制度:追加の老後資産形成手段
育児・介護支援
- 育児休業制度(法定を超える制度)
- 育児短時間勤務(小学校3年修了まで)
- 介護休業・介護短時間勤務
- ライフデザイン相談室(結婚・出産等のライフイベントに関する資金計画相談)
その他の制度
- NTT団体保険
- お見合いサービス(限定企業にのみ提供)
- 保養所利用(会員料金)
- 各種社会保険完備
- 社内兼業制度「デュアルキャリア・プログラム」:社内兼業により、キャリアに新たな可能性を追加できる制度(公式採用サイトより)
- 社内公募制度:自ら興味のあるプロジェクトに応募し参画できる制度
出典:人事制度・福利厚生|NTTデータグループ経験採用情報、DEI・働き方変革|NTTデータグループ公式サイト
社風・カルチャー

「Trusted Global Innovator」を体現する組織文化
NTTデータは「変わらぬ信念、変える勇気」のもとで自己変革を繰り返してきた組織です。1988年の創立から36期連続増収という圧倒的な実績は、社会インフラとしての信頼性と継続的なイノベーションの両立を実現してきた証です。
NTTデータ公式サイトでは、グループの価値観として次の3点が示されています。
- 「We stretch beyond what’s expected.」:好奇心と野心を燃料に、革新によって境界を押し広げ未来を形成する
- 「We build trust by keeping our word.」:誠実に行動し、常に正しいことを行う
- 「We lift each other up.」:国境を越えて協力し合い、オープンに共有し、一つのグローバルチームとして成功する
DEI(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)
NTTデータは「Bloom the Power of Diversity」という全世界共通のDEIステートメントのもと、多様性の推進を経営戦略の柱として位置づけています。公式サイトでは「グループビジョンである『Trusted Global Innovator』の3本柱のひとつとして、働く一人ひとりの多様性を尊重することにより創造力を高めていくことを掲げ」と明示されています。
CDP気候変動:最高評価Aリストに3年連続認定
公式サステナビリティ情報によると、2024年度のCDP気候変動調査において、最高評価のAリスト企業に3年連続で認定されました。グリーンソフトウェア開発のためのGreen Software Foundation Steering Memberとして活動し、Everest Group「Sustainability IT Services PEAK Matrix Assessment 2025」でもリーダー評価を獲得しています。
「Best Place to Work」を目指す人財戦略
公式DEI・働き方変革ページでは「労働市場に『選ばれる』企業」を目指し、「社員一人ひとりがやりがいを感じながら健康かつ安全に働くことができる魅力ある会社づくり」を推進することを明示しています。
どんな人が向いているか
公式採用サイト・企業理念・ビジョンをもとにすると、NTTデータグループには次のような人が向いていると言えます。
- 「情報技術で、新しい『しくみ』や『価値』を創造し、より豊かで調和のとれた社会の実現に貢献する」という企業理念に共感し、社会インフラを支える大規模システムに誇りとやりがいを感じられる人
- 公共・金融・法人の幅広い分野でコンサルティングからシステム構築・運用まで一貫して携わり、深い専門性を磨きたい人
- 日本1位・世界8位のITサービス企業で、国内外の大規模プロジェクトに携わりたい人
- 「Trusted Global Innovator」のビジョンのもと、グローバルなキャリアを歩みたい人(海外売上59%・70カ国以上展開)
- 社会課題解決(環境・DEI・デジタル格差解消等)にテクノロジーで向き合いたい人
出典:はじめに知る、NTT DATA|NTTデータ新卒採用サイト
働き方

勤務制度まとめ(公式情報より)
| 制度 | 内容 |
|---|---|
| テレワーク(回数上限なし) | テレワーク実施に回数上限はなく、働く空間のフレキシビリティを高める制度。リモートワーク率60.5%(2024年度実績) |
| リモートワーク手当 | 2020年10月から創設。在宅勤務時の諸経費を補助 |
| スーパーフレックス制度 | コアタイムを撤廃したフレックスタイム制度(2020年10月導入)。全社員の約7割が利用 |
| 裁量労働制 | 対象職種に適用 |
| 育児短時間勤務 | 子どもが小学校3年修了まで |
| 介護短時間勤務 | 介護のための短時間勤務 |
| 社内兼業(デュアルキャリア) | 社内兼業制度によるキャリアの複線化 |
| 社内公募制度 | 自ら希望するプロジェクト・ポジションへの応募が可能 |
出典:DEI・働き方変革|NTTデータグループ公式サイト、NTTデータの多様な働き方|UpToData公式
転職・採用情報

採用の特徴
NTTデータグループでは新卒採用・キャリア採用(中途)の両チャネルで採用を実施しています。近年は経験者採用にも積極的で、SIer業界未経験でも前職の業界での知見が評価されるケースがあります(例:金融業界の営業企画担当→銀行向けシステム開発プロジェクト・デジタル案件の企画推進等)。
主な職種区分(採用サイトより)
| 職種区分 | 主な内容 |
|---|---|
| システムエンジニア(SE) | 公共・金融・法人向けの大規模システム設計・開発・テスト・運用保守。要件定義から本番移行まで一貫して担当 |
| コンサルタント | 業務改革・デジタル戦略策定・IT導入計画立案。Foresight起点のコンサルティング(国内グループ2,700人以上) |
| プロジェクトマネージャー(PM) | 大規模開発プロジェクトのスケジュール・品質・コスト管理。クライアントとの折衝・チームリード |
| ITアーキテクト | システム全体の設計・技術選定。クラウド・AI・セキュリティ等の先端技術を活用したアーキテクチャ設計 |
| データサイエンティスト・AIエンジニア | ビッグデータ解析・AI/ML モデル開発・ビジネスインテリジェンス(BI) |
| 営業・ソリューション営業 | 大手企業・官公庁向けのITソリューション提案・受注活動 |
| コーポレート | 人事・法務・財務・経理・広報等のバックオフィス職 |
よくある質問(FAQ)

Q. NTTデータグループとNTTデータは何が違うの?どちらに応募すれば良い?
A. 2023年7月1日の持株会社制移行により、「株式会社NTTデータグループ(東証プライム上場・持株会社)」「株式会社NTTデータ(国内事業会社)」「株式会社NTT DATA, Inc.(海外事業会社)」の3社体制となっています。就職・転職の場合、実際に業務を行うのは「株式会社NTTデータ(国内)」または「NTT DATA, Inc.(海外)」です。新卒採用はグループ一括でエントリーを受け付けており、本エントリー時に希望する会社を選択します。NTTデータグループの公式プレスリリースでは「創業以来の企業理念の下、お客さまと長年培ってきた信頼関係をより一層深めていきます」と持株会社移行後も一体感のある体制であることが示されています。
出典:持株会社体制への移行|NTTデータグループ公式ニュース
Q. NTTデータは「ITサービス国内首位・世界8位」とのことですが、具体的に何をやっている会社ですか?
A. NTTデータは「コンサルティングからシステムづくり、システムの運用に至るまで、さまざまなサービスを提供」(公式サイトより)するITサービス企業です。国内では公共(省庁・自治体・医療・防衛)・金融(銀行・保険・決済)・法人(製造・流通・サービス)の3分野を中心に、日本の社会インフラを支える大規模システムを手がけています。例えば、クレジットカード決済ネットワーク「CAFIS」や各種電子政府システム等も担います。海外では70カ国以上に展開し、連結売上の59%を海外が占めるグローバル企業です。
Q. 「テレワーク回数上限なし・スーパーフレックス」とはどういうこと?
A. 公式採用サイトに「テレワーク実施に回数上限はなく、働く空間のフレキシビリティを高めることが可能な制度」と明記されています。2024年度のリモートワーク率は60.5%、リモートワーク手当も完備されています。また「スーパーフレックス制度」は2020年10月に導入されたコアタイムなしのフレックスタイム制で、全社員の約7割が利用しています。ただし、顧客常駐や特定業務ではテレワークが難しい場合もあるため、業務・部署による差があります。
出典:人事制度・福利厚生|NTTデータグループ経験採用情報、NTTデータの多様な働き方|UpToData公式
Q. 「NTTデータはブラック・激務」という噂について公式データで教えてください。
A. 公式サステナビリティページでは「IT業界では長時間労働が継続的な課題となっていました。NTTデータグループでは適正な労働時間管理の下、総労働時間の削減を全社で推進してきました」と明示されており、2023年度は前年度比8時間/人・年の改善を達成したと公式に開示されています。テレワーク回数無制限・スーパーフレックス(コアタイムなし)・カフェテリアプラン・DEI推進・CDP気候変動Aリスト3年連続等、働きやすさへの取り組みが公式に整備されています。
まとめ
株式会社NTTデータグループは、1988年設立・東証プライム上場(9613)・連結従業員197,800人・グループ会社500社超を擁する日本最大のITサービス企業です。「情報技術で、新しい『しくみ』や『価値』を創造し、より豊かで調和のとれた社会の実現に貢献する」という企業理念のもと、「Trusted Global Innovator」をグループビジョンに掲げています。
2023年7月の持株会社制移行により、NTTデータグループ(持株会社)・NTTデータ(国内事業)・NTT DATA, Inc.(海外事業)の3社体制でグローバル経営を強化しています。連結売上高4兆6,387億円(2025年3月期)・36期連続増収・ITサービス日本1位・世界8位・海外売上比率59%という実績を誇ります。
有価証券報告書(2025年3月期)によるNTTデータ単体の平均年間給与は923万円(平均年齢39.7歳)。初任給は大卒262,790円・修士卒274,790円(2024年入社)。賞与は年2回・年間基本給5〜7ヶ月分が目安です。
テレワーク回数上限なし(リモートワーク率60.5%)・リモートワーク手当完備・スーパーフレックス制度(コアタイムなし・約7割が利用)・カフェテリアプラン(住宅補助・財産形成・健康増進・レジャー等)・企業年金(確定給付型・確定拠出型)・社内兼業「デュアルキャリア・プログラム」・社内公募制度等、充実した制度が整備されています。CDP気候変動Aリスト3年連続認定・Everest GroupサステナビリティITサービスリーダー等、社会課題への取り組みも国際的に高く評価されています。
出典:NTTデータグループ公式サイト、NTTデータ新卒採用サイト、有価証券報告書等|NTTデータグループ投資家情報
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