「デンソーってトヨタ系の部品メーカーでしょ?具体的にどんなものを作っているの?」
「平均年収863万円は有価証券報告書の数字?本当にそんなにもらえる?」
「電動化・EV時代に自動車部品メーカーで働くって将来性はある?」
「製造業なのに残業が少ないってホント?育休制度はどうなっている?」
そんな疑問をお持ちではないでしょうか。
この記事では、株式会社デンソー(DENSO CORPORATION)の企業概要・事業内容・年収・福利厚生・働き方・社風を、公式コーポレートサイト・採用サイト・有価証券報告書・決算短信・公式サステナビリティデータのみをもとに徹底解説します。
口コミサイトや個人ブログの情報は一切使用せず、信頼性の高い公式情報のみをお届けします。
会社基本情報まとめ

会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 社名 | 株式会社デンソー(DENSO CORPORATION) |
| 設立 | 1949年(トヨタ自動車工業の電装部門が分離独立。「日本電装株式会社」として設立。1996年に現社名へ変更) |
| 代表取締役社長 | 林 新之助 |
| 本社所在地 | 〒448-8661 愛知県刈谷市昭和町1-1 |
| 上場 | 東証プライム市場(証券コード:6902) |
| 決算期 | 3月期(IFRS適用) |
| 連結従業員数 | 約17万人(36カ国以上) |
| 単体従業員数 | 44,758人 |
| 主要株主 | トヨタ自動車株式会社(主要株主) |
| 事業内容 | 自動車用部品・システムの開発・製造・販売。電動化・安全・熱・機能部品等のモビリティ製品 |
| グループ体制 | 連結会社(当社+子会社190社+関連会社83社) |
| タグライン | 「Crafting the Core」 |
ミッション・経営理念
デンソーは、タグライン「Crafting the Core」のもと、全ての事業活動を「デンソー基本理念」に基づいて行っています。
デンソーが目指す社会:
- 「地球にやさしくもっと豊かな環境が広がる社会」
- 「誰もが安全で快適・自由に移動できる社会」
この2つの実現を目指し、「環境」「安心」「共感」の3つの理念を軸に活動しています。また「クルマで培ってきた強みを活かし、課題解決の視点をクルマだけの視点から、クルマも含めた社会全体に高め取り組むことで、社会課題解決に貢献する」(公式IRより)という方針が示されています。
デンソースピリット:
1949年の設立以来培ってきた価値観や信念を明文化した行動指針。「クルマ社会や人々のために貢献する原動力や競争力となる私たちの行動指針です」(公式サイトより)とあり、世界中のデンソー社員と共有されています。
出典:理念|企業情報|デンソー公式サイト、長期方針|経営方針|デンソー公式サイト
主な事業内容・サービス
デンソーは「地球にやさしくすべての人が安心と幸せを感じられるモビリティ社会の実現に向け、新たな価値を創造する企業」として、自動車に関わる幅広い製品・システムを展開しています。
| 事業領域 | 主な製品・内容 |
|---|---|
| 電動化製品(モビリティ電動化) | EV・HV向けのeアクスル・インバータ・充電システム・電池マネジメントシステム等。カーボンニュートラルに向けた電動化を推進する中核製品群 |
| サーマルシステム(熱マネジメント) | カーエアコン(国内シェア50%強)・ヒートポンプ・冷却システム等。自動車用熱マネジメントで世界トップクラスのシェアを持つ |
| 電子制御システム(ADAS・自動運転) | エンジン制御システム・カメラ・LiDAR・ミリ波レーダー等の先進安全技術。自動運転の実現に向けたセンシング・制御技術を提供 |
| 情報・安全システム | カーナビ・コネクテッドカー技術・車両内外のセキュリティシステム |
| ポリマー・電子部品(機能部品) | 燃料噴射システム・スパークプラグ・各種センサー・コネクタ等の高精度部品 |
| 産業機器・スマート農業 | 工場・物流・農業向けの自動化・ロボティクスソリューション。モビリティで培った技術を社会課題の解決に応用 |
デンソーは世界初の技術・製品を多数生み出してきており、自動車部品業界の世界売上では独ボッシュに次ぐ第2位規模を誇ります。2026年3月期は「電動化と自動運転に全集中」し、内燃機関への投資をなくす方針を公式に発表しています。
業績(有価証券報告書・決算資料より)
2025年3月期(2024年4月1日〜2025年3月31日)連結業績:
| 指標 | 2025年3月期 | 前年比 |
|---|---|---|
| 売上収益 | 7兆1,618億円 | +0.2% |
| 営業利益 | 5,190億円 | +36.4% |
| 当期利益 | 4,191億円 | +34.0% |
| 研究開発費 | 6,194億円 | 前期比+685億円 |
| 海外売上高比率 | 約60% | — |
売上収益・営業利益・当期利益ともに過去最高を更新。アジア地域での車両販売不振や日本顧客の稼働停止影響はあったものの、円安進行・研究開発費の回収強化・合理化努力により増収増益を達成しています。研究開発費は6,194億円に及び、2026年3月期はさらに6,600億円へ拡大する計画です。
年収・給与体系

平均年収(有価証券報告書より)
デンソーは東証プライム上場企業のため、有価証券報告書にて平均年収を公式に開示しています。
| 指標 | 数値 | 期間 |
|---|---|---|
| 平均年間給与(単体・正社員) | 8,630,560円(約863万円) | 2025年3月期(基準外賃金・賞与含む税込) |
| 平均年齢 | 44.8歳 | 単体 |
| 平均勤続年数 | 23.1年 | 単体 |
製造業の中でも特に高水準な年収であり、平均年収863万円は自動車部品メーカーの中でもトップクラスに位置しています。平均勤続年数23.1年という長さが、安定した雇用と長期的なキャリア形成の場として信頼されていることを示しています。
出典:有価証券報告書(2025年3月期)|DENSO公式サイト
給与制度・評価制度
デンソーの給与・評価制度は「人を大切にする人事制度」の考え方に基づいています(公式採用サイトより)。
- 公正な人事制度:「社員が安心して働くことができるよう、公正な人事制度の構築、および長期的な視点での従業員の生活・雇用のケアに取り組んでいます」(公式採用サイトより)
- 職位・資格制度:職位・資格に応じて期待される役割が明確に定義されており、役割遂行に必要な知識・スキルを修得するための「階層別教育」が整備されている
- 賞与:年2回(6月・12月)に支給。会社業績と個人評価に連動
- 中途採用:月給27万5,000円以上を公式採用情報に明記(職務内容・経験に応じて変動)
- 全員参加経営:「『社員全員が経営メンバー』という考え方のもと、会社や組織の方針・目標を社員全員に共有し、一人ひとりが自分の役割をしっかり理解して業務に当たります」(公式採用サイトより)
出典:人事理念・人づくり|デンソーのキャリア|DENSO公式サイト
福利厚生・制度

主な福利厚生(カテゴリ別)
住宅支援
- 独身寮:独身者向けの寮を整備。一定の条件を満たす場合に入寮可能(入寮費は運営費用の3割程度が目安)
- 社宅:既婚者向けの社宅を整備(使用料は運営費用の5割程度が目安)
健康・医療
- 定期健康診断
- 産業医・看護師によるヘルスサポート
育児・介護・ライフサポート
- 育児休業(父母ともに取得可能)
- 育児休業からの復職支援
- 介護休業
コミュニティ・自己成長
- クラブ活動:健康増進・コミュニケーション向上・社会貢献等を目的に、体育系・文科系のクラブ活動あり(サッカー部・茶華道部・自動車部等)
- デンソー技術会・DMC(DEES Maker College):技術への関心がある人・モノづくりに興味がある人が集まる社内サークル。専用工房を構え、3Dプリンターの活用・プログラミング学習等のプロジェクトを実施
- デンソー工業学園:技能習得のための独自の教育機関
その他
- 社員食堂:安価で昼食・夜勤食を提供
- 各種社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災)
社風・カルチャー

企業理念・バリュー
デンソーの社風を最も端的に表すのが「モノづくりは人づくり」という考え方です。
公式採用サイトでは「長期的視点で人を育成することが、新たな技術革新や高い品質、継続的な改善を生み出す原動力となる。この考えを実践することで、企業としての成長を実現してきました」と明示されています。
デンソーの人事理念の4つの要素(公式採用サイトより):
- 人を大切にする人事制度:社員が安心して働けるよう、公正な人事制度と長期的な雇用ケアを実施
- 全員参加経営:「社員全員が経営メンバー」として、方針・目標を全員で共有。一人ひとりが高い問題意識を持ち、積極的に変革・改善の提案を行う風土
- キャリア形成支援:階層別教育・職種別専門教育・豊富な研修プログラム等を通じて、意欲ある社員の成長を長期的に後押し
- チームワーク:個の能力とチームのシナジーを最大化する協働文化
出典:人事理念・人づくり|デンソーのキャリア|DENSO公式サイト
ダイバーシティ等への取り組み

公式サステナビリティページでは、ダイバーシティ&インクルージョンへの取り組みが以下のとおり明示されています。
「イノベーションの源泉は異なる意見・アイデアを自由闊達に交わせる共創環境だと考えます。こうした環境を生み出すには、多様な才能・価値観を持つ世界中の社員(ダイバーシティ)が、心のこもったコミュニケーションを通じて相手を理解し、尊重し合うこと(インクルージョン)が何よりも重要です」(公式サイトより)
主要データ(公式サステナビリティデータより):
- 男性育児休暇取得(2024年度実績):事技職男性の育休対象者の約10人に7人(約70%)が取得(公式採用FAQより)
- 女性育休取得率目標:99%(期間1年)、2025年度末まで
- 男性育休取得率目標:13%以上(期間1カ月以上)、2025年度末まで
- 女性管理職目標:2025年度には200人(2015年度比約4倍)
- 障がい者雇用率:2.57%(2025年6月時点)。900人を超える障がいのある社員が働いている。特例子会社「デンソー太陽」「デンソーブラッサム」を設立し、障がい者の自立・社会参加を支援
- 採用・登用方針:「年齢、国籍、人種、性別・性的指向・性自認・性表現、障がいの有無、宗教、経験、価値観など目に見えない違いも含め、多様な人財が生き生きと活躍できる環境・組織風土の実現に向けて取り組みを進めています」(公式サイトより)
出典:多様な人財の活躍推進|サステナビリティ|DENSO公式サイト、新卒採用 FAQ|DENSO公式採用サイト
どんな人が向いているか
デンソーの理念・採用情報・職種紹介をもとにすると、以下のような人が向いています。
- 「地球にやさしく、すべての人が安心と幸せを感じられるモビリティ社会の実現」という大きな目標に向けて、技術・モノづくりで社会に貢献したい人
- 「モノづくりは人づくり」という哲学のもと、長期的視点で専門性を磨き続け、世界最先端の技術に挑戦したい人
- 電動化・自動運転・環境技術等、自動車産業の変革の最前線で、世界規模の課題解決に取り組みたい人
- 「社員全員が経営メンバー」という考え方に共感し、変革・改善の提案を積極的に行いながらチームで成果を出せる人
- グローバルな環境(36カ国以上の拠点)でキャリアを築きたい人
働き方

勤務制度(フレックス・リモート等)
デンソーの働き方に関する公式データは以下のとおりです。
| 制度・データ | 内容 |
|---|---|
| 月間平均残業時間 | 19時間(2024年度・公式社会データより) |
| 離職率 | 1.0%(公式社会データより) |
| 勤務形態 | 職種・業務内容に応じた勤務体系(一部フレックス制度等を採用) |
| 勤務地 | 国内:愛知県を中心に全国拠点。海外:36カ国以上に展開。グローバル勤務・海外赴任の機会あり |
休暇・育児関連データ(公式データより)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 男性育休取得実績(2024年度) | 事技職男性の育休対象者の約70%(約10人に7人)が取得(公式採用FAQより) |
| 男性育休目標(2025年度末) | 取得率13%以上(期間1カ月以上) |
| 女性育休目標(2025年度末) | 取得率99%(期間1年) |
| 育児休業 | 父母ともに取得可能 |
| 介護休業 | あり |
| クラブ活動 | 体育系・文科系の複数クラブあり。部活動を通じた社内コミュニケーションを推奨 |
| 各種社会保険 | 完備 |
出典:多様な人財の活躍推進|サステナビリティ|DENSO公式サイト、新卒採用 FAQ|DENSO公式採用サイト
転職・採用情報

採用の特徴・選考フロー
デンソーでは新卒採用(事技職・技能職)・中途採用を実施しています。
主な職種区分(事技職):
| 職種区分 | 主な内容 |
|---|---|
| 製品設計・研究開発 | 電動化・安全・熱・電子等の自動車部品・システムの設計・開発。「世にないものは作り出す」チャレンジスピリットで世界初製品の開発に挑む |
| 生産技術 | 最先端の生産技術・加工技術・計測技術の研究。競争力あるモノづくりを実現する生産ライン・システムの開発 |
| 営業・カスタマーエンジニアリング | 世界中の自動車メーカーとの共同開発・営業提案。会社の「顔」として顧客の長期的信頼関係を構築 |
| IT・デジタル | 社内のDX推進・基幹システム開発・データ活用等のITプロフェッショナル |
| 管理部門 | 人事・法務・経理・財務・広報等。グローバル経営を支えるコーポレート機能 |
| 生産管理・SCM | サプライチェーン全体を俯瞰し、仕入先・製造現場・お客様をつなぐ役割。品質・納期・コストを管理 |
新卒採用の特徴(公式FAQより):
- 2024年度より旧総合職と旧実務職のコースを統合し「事技職」に一本化
- 選考情報・イベント情報はMYPAGE登録後に案内
- インターンシップ・説明会等の各種イベントを定期的に開催
- 新入社員研修から始まり、階層別・職種別の体系的な教育プログラムを整備
求められる人物像
公式採用サイト・職種紹介をもとに整理します。
- 技術への関心と挑戦意欲:「世にないものは作り出す」チャレンジスピリットを持ち、世界初の技術・製品開発に取り組む姿勢
- グローバル視野:36カ国以上のグローバル拠点・海外自動車メーカーとの協働を見据えた国際的な視野と英語等の語学力
- チームワークと主体性:「全員参加経営」の考え方のもと、主体的に変革・改善を提案しながらチームで成果を出す姿勢
- 長期的成長への意欲:「モノづくりは人づくり」という哲学のもと、仕事を通じた長期的な成長にコミットできる人
よくある質問(FAQ)

Q. 「デンソーはやばい・ブラック・激務」という噂について、公式データで教えてください。
A. 公式データで確認できる数字は以下のとおりです。
- 月間平均残業時間:19時間(2024年度・公式社会データより)。製造業・自動車部品メーカーとしては非常に低い水準
- 離職率:1.0%(公式社会データより)。極めて低い離職率で、長期就業する社員が多い
- 平均勤続年数:23.1年(有価証券報告書2025年3月期より)
- 男性育休取得率(2024年度):約70%(事技職男性の育休対象者の約10人に7人が取得)
デンソーは「社員が安心して働くことができるよう、公正な人事制度の構築、および長期的な視点での従業員の生活・雇用のケアに取り組んでいます」(公式採用サイトより)と明示しており、長期安定雇用・働きやすい環境を重視した企業文化が公式データにも反映されています。
Q. EV化・電動化が進む中で、自動車部品メーカーのデンソーの将来性は?
A. デンソーは電動化時代への対応を最優先課題として位置づけており、公式に「2026年3月期は電動化と自動運転に全集中して内燃機関への投資はなし」という方針を発表しています。
2025年1月にはデンソー製インバータを採用したeアクスルを搭載したBEV(バッテリ電気自動車)がインド市場に供給されるなど、電動化製品の実績も積み上がっています。研究開発費は2025年3月期に6,194億円・2026年3月期予定は6,600億円と、積極的な先行投資を続けています。
Q. デンソーは愛知・刈谷の会社?東京勤務はできる?
A. デンソーの本社は愛知県刈谷市です。国内には愛知県を中心に多数の製造・開発拠点があります。東京への転勤・東京勤務が絶対にないわけではなく、職種・部署によっては東京事務所等での勤務や、海外拠点(36カ国以上)での勤務・赴任の機会もあります。
詳細な配属地・勤務地については、職種・部署ごとに異なりますので、公式採用サイト(https://www.denso.com/jp/ja/careers/)での最新情報および選考プロセスで確認することをお勧めします。
Q. デンソーは文系でも採用している?どんな文系職種がある?
A. はい。デンソーは理系・文系を問わず採用を行っています。文系向け・理系向けを問わない職種として、営業・カスタマーエンジニアリング(世界の自動車メーカーとの商談・提案)・生産管理・SCM・人事・法務・経理・財務・広報等の「管理・営業系」職種があります。
また2024年度より旧総合職と旧実務職が「事技職」に統合されたことで、文系・理系の垣根なく幅広い職種に挑戦できる採用体制となっています。
まとめ
株式会社デンソーは、1949年にトヨタ自動車の電装部門が分離独立して設立された東証プライム上場企業(証券コード:6902)です。タグライン「Crafting the Core」を掲げ、自動車部品業界で世界第2位規模・36カ国以上に約17万人のグループを展開しています。
2025年3月期の連結業績は売上収益7兆1,618億円・営業利益5,190億円・当期利益4,191億円と過去最高を更新。研究開発費6,194億円を投じ、電動化・自動運転・環境技術に全集中する次世代の成長戦略を公式に推進しています。
平均年収は有価証券報告書(2025年3月期)で約863万円(平均年齢44.8歳・平均勤続年数23.1年)と製造業でも最高水準。月間平均残業時間19時間・離職率1.0%という公式データが示すように、安定した雇用と働きやすい環境が両立しています。
育児支援では男性育休取得率が約70%(2024年度・事技職対象者)という実績を公式FAQに明示。障がい者雇用率2.57%・女性管理職の大幅増員目標等、ダイバーシティ&インクルージョンにも積極的に取り組んでいます。
採用は新卒(事技職・技能職)・中途採用ともに実施。「モノづくりは人づくり」の哲学のもと、仕事を通じた長期的な成長・挑戦ができる環境が整備されています。
出典:DENSO公式サイト、採用|DENSO公式サイト、有価証券報告書(2025年3月期)|DENSO公式サイト
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