「LayerXってバクラクを作っている会社?」「スタートアップなのに300人超って大きくない?」「コンパウンドスタートアップってどういう意味?」「非上場なのに累計300億円以上調達してるの?」
そんな疑問をお持ちではないでしょうか。
この記事では、株式会社LayerXの企業概要・事業内容・給与体系・福利厚生・働き方・社風を、公式コーポレートサイト・採用情報ページ・公式note・プレスリリースをもとに徹底解説します。口コミサイトや個人ブログの情報は一切使用せず、LayerXが公式に発信している情報のみを根拠としているため、転職・就職の判断材料として安心してご活用ください。
会社基本情報まとめ

会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 社名 | 株式会社LayerX |
| 設立 | 2018年8月1日 |
| 代表取締役CEO | 福島 良典 |
| 代表取締役CTO | 松本 勇気 |
| 本社所在地 | 〒104-0045 東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア5階(東銀座駅5番出口から徒歩3分) |
| 資本金 | 132.6億円(準備金含む) |
| 上場 | 非上場 |
| 累計調達額 | 約306億円(2025年9月シリーズBにて150億円調達を含む) |
| 従業員数(正社員) | 582名(2026年1月時点・公式note「はたらきかた2026」より) |
| 平均年齢 | 34.0歳(2025年1月時点) |
| 女性比率 | 22.6%(2025年1月時点) |
| 事業内容 | バクラク事業(AI SaaS)、Fintech事業(三井物産デジタル・アセットマネジメント)、Ai Workforce事業(AI・LLM) |
LayerXは「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに掲げるスタートアップです。グノシー創業者の福島良典氏が2018年8月に設立。2019年にMBOで独立後、2020年頃にブロックチェーン事業からSaaS+Fintechへピボットし、急成長を遂げています。2025年9月にTCVをリード投資家とするシリーズBで150億円を調達しており、NEXTユニコーン(日経)に複数回選出されています。
出典:LayerX公式サイト、LayerXのはたらきかた2026|LayerX公式note
ミッション・行動指針
Mission(ミッション):「すべての経済活動を、デジタル化する。」
CEOの福島良典は採用ページで次のように語っています。「LayerXが取り組む事業は1000兆円を超える『お金の移転』が関わるマーケットです。この四半世紀、非効率でアナログな業務プロセスを続けてきたお金や価値の移転。すべての人の『働く』に関わるこの課題を、私たちは私たちらしく『圧倒的に使いやすいプロダクトを提供すること』で解決していきます。」
5つの行動指針
行動指針は「ミッションという目指す先に対して、行動するOS(=Operating System)」と位置づけられており、創業から一貫して大切にされています。なお、2025年4月に「Bet Technology」から「Bet AI」へのアップデートが行われました。
| 行動指針 | 内容 |
|---|---|
| 徳 | LayerXは、長期的な視点で社会の発展に寄与する存在であり続けたい。短期的な売上至上主義に走らず、仲間や社会から信頼を得られる行動を追求しよう |
| Trustful Team | 各自がプロフェッショナルとして、時にはシビアな判断も含め、実行するチームを目指す。そのためにも、お互いを信頼し、透明性のあるコミュニケーションを徹底しよう |
| Bet AI(旧:Bet Technology) | LayerXは、AIを10年に一度のパラダイムシフトと捉えこの未来にBetする。迷ったときこそAIの進化を信じ、AIに賭ける選択をしよう(2025年4月に「Bet Technology」から改訂) |
| Fact Base | 外部環境が変わり続ける中で、勘や社内政治に頼らず意志決定をするために。数字や事象などファクトに従って、柔軟に、冷静に、行動をおこしていこう |
| Be Animal | 直感的に動き、新たなファクトを獲得する |
出典:LayerX採用情報ページ、Bet AI アップデートリリース|LayerX公式サイト
主な事業内容
LayerXは「コンパウンドスタートアップ」戦略を採用しており、複数の事業(スタートアップ)を同時並行で立ち上げ・推進しています。現在は以下の3事業部を展開しています。
① バクラク事業部(AI SaaS事業)
企業の支出管理・バックオフィス業務をAIで効率化するクラウドサービス「バクラク」シリーズを開発・提供。サービス開始から4年余りで7つ以上のプロダクトをリリースしています。
| プロダクト | 概要 |
|---|---|
| バクラク申請 | 稟議・ワークフロー管理のデジタル化 |
| バクラク経費精算 | AI-OCRで領収書を自動読み取り・仕訳補完・振込データ自動作成 |
| バクラク請求書受取 | 請求書処理をクラウドで電子化(電帳法・インボイス対応) |
| バクラク請求書発行 | インボイス制度・電子帳簿保存法対応の請求書発行支援 |
| バクラクビジネスカード | 法人カードと経費精算の一体管理 |
| バクラク電子帳簿保存 | 電子帳簿保存法対応の文書管理 |
| バクラク勤怠 | 勤怠管理のデジタル化(2025年1月リリース) |
三菱UFJ銀行・JCB・三井住友カードなどの金融機関との業務提携も多数締結しています。
② Fintech事業部(MDM)
三井物産・SMBC日興証券・三井住友信託銀行との合弁会社「三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社(MDM)」を運営。不動産・インフラなどを中心とする実物資産へのデジタル投資を通じた、社会基盤への投資と利潤還元を目指す事業です。
③ Ai Workforce事業部(AI・LLM事業)
2023年に立ち上がり、2024年夏に「Ai Workforce」をリリース。LLM(大規模言語モデル)関連技術を活用し、企業や行政における業務効率化・データ活用・AIエージェント活用を支援。バックオフィス業務に特化したAIエージェントサービス「バクラクAIエージェント」の開発も進めています。300ページ超の長文・複雑な契約書に対応する「Ai Workforce 契約書ソリューション」もリリースしています。
出典:LayerX採用情報ページ、事業内容|LayerX公式サイト
年収・給与体系

平均年収
LayerXは非上場企業のため、有価証券報告書による平均年収の開示はありません。給与・待遇の詳細は採用選考を通じてご確認ください。
なお、2025年10月より新報酬制度が導入されています(詳細は下記「給与制度」をご参照ください)。
給与制度・評価制度(2025年10月〜)
2025年10月、LayerXは新経営体制の発表と合わせて、報酬制度を大幅に改定しました。公式プレスリリースにて以下が発表されています。
- 報酬原資を最大10%程度拡充:ミッションの実現に向けたさらなる人材採用強化と、AI等の利活用により高い生産性を発揮する社員への還元を目的に報酬原資を確保。「Pay for Performance」の原則に基づき、成果や役割に応じて配分
- 成果に直結する賞与制度を新設:全社および個人のパフォーマンスを事業成果に直結させる仕組みとして、査定結果に応じて月額給与の最大6ヶ月分を賞与として支給
福利厚生・制度

ワークスタイル・勤務制度
- リモートワークOK、出社もOK:フルリモートで活躍する社員も多数在籍。非関東圏の在住社員は約16.0%(2025年2月時点)
- フレックスタイム制(コアタイムなし)
- 副業・兼業OK
- ライフステージに応じた柔軟な働き方
- 平均出社率は平日2割程度(フリーアドレス運営)
- オフィス:東銀座(2024年5月移転・イベントスペースあり)
「LayerX Style(Lスタ)」制度パッケージ
LayerXには「LayerX Style(通称:Lスタ)」という、働くメンバーのための独自の制度パッケージが整備されています。公式採用情報ページに掲載されている主な福利厚生は以下の通りです。
育児・家族支援
- 産休・育休取得率:100%(女性100%・男性100%、2025年1月現在)
- 育休取得後の復職後も活躍するメンバー多数(延べ40名超が取得)
健康支援
- オンライン診療・カウンセリングサービス「アンドエル(AndL)」の福利厚生導入:隙間時間にすぐ診察・カウンセリングを受けられる。「隙間時間にすぐ診察してもらえて助かった」「自分の状態を把握できた」などの声が公式noteに掲載
情報透明性・組織文化
- 経営会議議事録の全社公開:センシティブな人事的決定を除き、経営の意思決定を原則全公開。過去の議事録すべてに遡及して参照可能
- 「羅針盤」:経営合宿で決まった大方針を常にスライドにまとめ全社共有。91万View超(2025年2月時点)
- 週次の経営会議での意思決定過程を全メンバーが確認可能
採用・選考の特徴
- トライアル選考:実際の業務に近い形でスキル・適性を確認する選考プロセスあり
- リファレンスチェック:選考過程に含まれる(公式採用情報ページに明記)
- LayerX Open Door:アカウント登録不要の事業部・テーマ別カジュアル面談を随時公開
出典:LayerX採用情報ページ、LayerXのはたらきかた2025|公式note、LayerXのはたらきかた2026|公式note
社風・カルチャー

組織の数値データ(2025年1月現在)
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 従業員数(正社員) | 582名(2026年1月時点)※1年で390名→582名へ成長 |
| 女性比率 | 22.6% |
| 平均年齢 | 34.0歳 |
| 新卒入社比率 | 3.9%(2023年度より新卒採用本格開始) |
| 産育休取得率(女性) | 100% |
| 産育休取得率(男性) | 100% |
| リモートワーク実施率 | 100% |
| eNPS | -14.8(日本企業平均は-60前後) |
| 非関東圏在住社員比率 | 約16.0% |
eNPSは「自分の職場で働くことを、親しい人に勧めたいかどうか」を数値化した従業員エンゲージメント指標です。日本企業の平均が-60前後とされる中、LayerXの-14.8は高水準です。
「全員広報」「全員採用」のカルチャー
LayerXは「全員広報」を重要な文化として掲げており、社員一人ひとりがSNS・ブログ・noteなどで積極的に情報発信することを奨励しています。2025年2月に開始した社内企画「#日めくりLayerX」では、リレー形式のブログ発信を呼びかけたところ、5月までカレンダーが埋まったほど多くのメンバーが自発的に参加しました。
「コンパウンドスタートアップ」の文化
米Ripplingが提唱する「コンパウンドスタートアップ」戦略を日本で体現する会社として、複数の事業(バクラク・MDM・Ai Workforce)を同時に立ち上げ推進しています。0→1経験が豊富なスタートアップ出身者から、コンサルティングファーム・商社・官公庁・外資大手出身者まで、多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まっており、組織の多様化が急速に進んでいます。
「心身の健康とハイパーグロースの両立」への本気の取り組み
公式noteの「はたらきかた2025」では、HRの石黒氏が「心身の健康とハイパーグロースの両立の実現」を野心のひとつとして公式に発信しています。「育児とストレッチ目標って相性が悪い」という現実に正直に向き合いながら、スタートアップのニューノーマルへの挑戦を継続すると明記されています。オンライン診療・カウンセリングの福利厚生導入もこの方針の一環です。
どんな人が向いているか
公式の行動指針・採用情報ページをもとにすると、LayerXには次のような人が向いていると言えます。
- 「すべての経済活動をデジタル化する」というミッションに本気で共感し、1000兆円超のマーケットにインパクトを与えたい人
- 「Trustful Team」のとおり、プロフェッショナルとして透明性あるコミュニケーションで成果を出せる人
- 「Bet AI」のとおり、AIの進化を信じ、AIを活用して自身の生産性を高め続けられる人
- 「Fact Base」のとおり、勘や政治でなくファクトに基づいて冷静に行動できる人
- 「Be Animal」のとおり、直感的に動き新たなファクトを獲得できる行動力のある人
- スタートアップの急成長・変化を楽しみ、複数事業が同時進行するダイナミックな環境で働きたい人
働き方

勤務制度まとめ
| 制度 | 内容 |
|---|---|
| フレックスタイム制 | コアタイムなし |
| リモートワーク | リモートOK・出社もOK。フルリモート勤務者多数 |
| 平均出社率 | 平日2割程度(フリーアドレス) |
| 非関東圏在住社員 | 約16.0% |
| 副業・兼業 | OK |
| オフィス | 東京都中央区築地・東銀座駅5番出口から徒歩3分(2024年5月移転) |
転職・採用情報

採用の特徴・選考フロー
LayerXでは中途採用・新卒採用の両チャネルで採用活動を実施しています。新卒採用は2023年度より本格開始しました。
選考の特徴として、以下が公式採用情報ページに明記されています。
- トライアル選考:実際の業務に近い形でのスキル・適性確認
- リファレンスチェック:選考過程に含まれる
- LayerX Open Door(カジュアル面談):事業部・テーマ別にカジュアル面談を公開。アカウント登録不要で申し込み可能
主な募集職種:SWE(ソフトウェアエンジニア)・PdM・ML/データエンジニア・セールス・カスタマーサクセス・BizDev・コンサルタント・マーケティング・コーポレートなど、バクラク事業・Fintech事業・Ai Workforce事業の各事業部で幅広いポジションを募集。
よくある質問(FAQ)

Q. コンパウンドスタートアップとは何ですか?
A. 米Ripplingが提唱した概念で、複数のプロダクト・事業を同時並行で立ち上げ・推進するスタートアップの成長戦略です。LayerXはバクラク事業(AI SaaS)・Fintech事業(MDM)・Ai Workforce事業(AI・LLM)の3事業を同時に推進しています。これにより、1つの事業に依存せず複数軸での成長と、事業間のシナジーを狙った組織運営を実現しています。
Q. 非上場なのに累計300億円以上調達しているの?
A. はい。2025年9月にシリーズBラウンドでTCVをリードとする150億円の資金調達を実施しており、これ以前の調達と合わせた累計調達額は約306億円となっています。日経NEXTユニコーンに複数年選出されており、国内スタートアップとして高いバリュエーションを維持しています。
Q. 経営会議の議事録が全公開って本当ですか?
A. 公式採用情報ページに「経営会議では、経営の意思決定についてセンシティブな項目(特に採用条件など人事的な決定)を除き全てを公開しています。議事録には公開可能な全ての会話を記録しており、過去全てに渡り参照することが可能です」と明記されています。また、経営合宿で決まった大方針は「羅針盤」スライドに常にまとめられ全社共有されています。
Q. フルリモートで働けますか?
A. 公式note「はたらきかた2025」によると「リモートOK、出社もOK」と明記されており、フルリモートで活躍する社員が多数在籍しています。非関東圏の在住社員が約16.0%おり、平日の平均出社率は2割程度です。チームごとに出社頻度の設定があるため、詳細は面談の際に確認することが推奨されています。
まとめ
株式会社LayerXは、2018年設立・非上場・累計調達約306億円の急成長AIスタートアップです。「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに、バクラク事業(AI SaaS)・Fintech事業(MDM)・Ai Workforce事業(AI・LLM)の3事業を同時推進する「コンパウンドスタートアップ」として事業展開しています。
2025年1月→2026年1月のわずか1年で従業員数が390名→582名へと急拡大。平均年齢34.0歳、女性比率22.6%、産育休取得率100%(男女とも)、リモートワーク実施率100%、eNPS -14.8(日本平均-60前後)という組織数値が公式noteで透明に公開されています。
2025年10月からは新賞与制度(査定結果に応じて最大月給6ヶ月分)が導入され、Pay for Performanceの報酬体系へ移行。コアタイムなしのフルフレックス・フルリモートOK・副業可・経営会議議事録の全社公開・羅針盤による大方針の全社共有など、透明性の高い組織運営が特徴です。
出典:LayerX公式サイト、LayerX採用情報ページ、LayerX公式note
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